秋便り from 奥志賀 ~今日は霧の中

その昔、「霧につつまれたハリネズミ」というアニメーションの傑作がありましたが、今日の奥志賀は、まさにその舞台のようです。本日午後2時の気温は13℃。静まりかえった高原で、紅葉も静かに進んでいます。

幽玄なる大気    9月29日撮影

幽玄なる大気    9月29日撮影
ナナカマドの実は赤く・・・
ナナカマドの実は赤く・・・

 

ブナの木は 偉大なる何かを隠し・・・
ブナの木は 偉大なる何かを隠し・・・

秋便り from 奥志賀 ~ キハダ&つたうるし

「女心と秋の空」などと言いますが、この時期は地上の移り変わりも速いようです。山の木々は日々、色が変ります。ホテル前に広がる草原の木々も日に日に秋の装いになっています。今日ご紹介するのは、キハダとつたうるし。キハダ(黄檗)はその樹皮が生薬や染料になるそうです。

キハダ(黄檗)は名前のとおり黄葉に    9月27日撮影

キハダ(黄檗)は名前のとおり黄葉に    9月27日撮影
 
つたうるし(蔦漆)は鮮やかな秋の彩り

        つたうるし(蔦漆)も色づいてきました

 

気根によって幹を這い上ります

気根によって幹を這い上がります

  

秋便り from 奥志賀 ~ 紅葉始まる

高原の秋は深まり、いよいよ紅葉シーズンの到来です。まず、真っ先に紅葉が始まった白根山、渋峠をごらんください。(デジカメで撮ったせいか、赤が少々暗めですが、実際は燃えるようなナナカマドの赤です・・・・by カメラマン)

紅葉の始まり 白根山   9月24日撮影
紅葉の始まり 白根山   9月24日撮影
渋峠も色づき始め・・・
渋峠も色づき始め・・・
クマ笹の野にナナカマドが
クマ笹の野にナナカマドが映えます

秋便り from 奥志賀 ~ ヤナギラン

めっきり冷え込んでまいりました。朝晩は、気温が “一桁” になることも珍しくありません。ホテル前のゲレンデで、夏の訪れを告げたヤナギランも、花が終わり種をつけています。細い糸のような種は風に乗って飛び散り・・・・・・・・・いよいよ、本格的な秋です。

花が終わり 実をつけた ヤナギラン   9月16日撮影
花が終わり 種子ができた ヤナギラン   9月16日撮影
細い糸のようなものが “種子” です
この細い糸のようなものが “種子”

 

秋
秋の色が濃くなってきました

重陽の節句 in 奥志賀

9月9日は「重陽の節句」。昨年に続き、新内節の人間国宝・新内仲三郎氏が、初秋の奥志賀に “幽玄なる時空” を具現。 ご来場のお客様は、大自然の中に奏で、詠い、舞う日本の伝統芸術に、しばし俗世を離れて至福の時を過ごされたことでしょう。

ブナの木を背景に 新内節
初秋の高原に新内節が流れる     9月9日撮影
花柳 美輝鳳凰
新作 “乙姫” では妖艶な舞いも
高原の
幽玄なる高原の宵

カヤノ平の秋 始まる

カヤノ平は、奥志賀から野沢温泉に向かう林道の途中にあります。“日本一美しいブナの原生林”とその奥の湿原(高山植物の宝庫)には遊歩道が整備されていて、大自然に包まれる至福を味わうことができます。下の写真は、原生林の入口付近の草原にて、当ホテルのスタッフが撮影したもの。この日は、「前川彰一と巡る 撮影の旅」のプログラムの一つである「カヤノ平での早朝撮影」が行われました。ご参加の皆様は前川先生のご指導のもと、早朝の高原の寒気(気温はおそらく“一桁”)の中で、シャッター・チャンスを待っていたのです。(3枚目の写真をごらんください)

カヤノ平 午前5時  9月7日撮影
カヤノ平 午前5時        9月7日撮影
早朝の気温は・・・「シャッターを押す指がかじかむほどだった」by カメラマン
気温は「シャッターを押す指がかじかむほど」
“霧の妖精”ではなく、日の出を待つカメラマン諸氏です
“霧の妖精”ではなく、日の出を待つカメラマン諸氏です

秋便り from 奥志賀 ~アサギマダラ~

すがすがしい晴天の朝。なんと、アサギマダラが来ていました。例年より1か月くらい遅い “御来訪” 。ホテルの周辺に10頭ほどが、飛びまわり、ときに翅を休めています。南の島をめざす長い旅の途中なのかもしれません。

すっかり “秋空” です   9月1日撮影
すっかり “秋空” です   9月1日撮影            
アサギマダラは石壁がお好き?
アサギマダラは石壁がお好き?